新千歳空港の知識

新千歳空港 / 概要 / 千歳飛行場と新千歳空港の関係 / 歴史(千歳飛行場も含む) / 航空管制 / 航空保安無線施設 / 就航路線 / 利用者数 / アクセス / 関連項目 / 外部リンク


概要


施設・ターミナルビル


滑走路は約3,000 mの長さのものが2本、南北に向いて並行して設置されている。空港ターミナルビルは地上4階地下1階の半円周型をしており、国内線・国際線とも同一建物を使用している(2007年現在)。18基のボーディングブリッジ(国内線専用15基、国際線専用2基、国内線国際線共用1基)が等間隔で並んでおり、大部分がボーイング747型機クラスの大型機も使用可能である。ターミナルビルは、アメリカテキサス州のダラス・フォートワース国際空港を模したスタイルで、1階部分が到着ロビー、2階部分が出発ロビーとなっている。ビル内には通常の空港施設以外にも多数の飲食店や土産物屋が軒を連ね、着陸料以外の非航空系の収入については地方空港では那覇空港と並んでトップクラスの収入を記録し続けている。そのため、他の地方空港の関係者による視察が絶えず、中部国際空港も開港に際しては経営モデルとして新千歳空港を参考にしたと言われている。

路線展開


道外から北海道に入るには、現在のところ空路がもっとも効率的な交通手段であることから、年間利用者約1,800万人、季節運航も含めて30路線以上の国内線ネットワークを持つ。とりわけ東京国際空港間は現在4社が競合し、本空港発着国内線乗降客数の53.1%を占め(2005年実績)、2006年には単一路線としては世界で初めて年間乗降客が1,000万人を突破した世界一のドル箱路線となる巨大幹線である。これを理由に羽田-新千歳間は国内線では最多便数を誇る上、特に日本航空インターナショナル(日本航空)と全日本空輸(全日空)はボーイング747等の大型機を中心に1時間毎に運航している。(1時間毎に多頻度運航で大型機を運航しているのは世界でもこの路線と羽田-福岡線、羽田-伊丹線のみである)国際線は10路線(2007年7月現在 運休3路線を除く)が運航されており、チャーター便を含む利用者は2005年に60万人を突破している。特に最近は台湾を代表とするアジア圏の北海道ブーム等により、既存路線の増便や新路線開設の動きが増加傾向にあり、2006年には前年比12万人増の利用者数を記録している。

国際線ターミナル計画


現状の国際線施設は、近年急増する国際線の乗客をさばくための充分なキャパシティを備えておらず、発着便が集中する時間帯には搭乗・出入国手続きによるカウンターやロビーの混雑が顕在化している。それを改善するべく、現在の旅客ターミナルの約300 m西側向かいに、地上4階、地下1階、延べ61,000平方メートルの国際線旅客ターミナルを建設することが決定し、2008年5月着工、2010年3月の運用開始予定である。国際線ターミナルは、1時間あたり730人(国際線用ジャンボ機2機分に相当)、現在の年間利用者の1.5倍以上に相当する100万人前後の利用客にも十分対応可能な設計となる計画である。現ターミナルビルとは2階の連絡橋で接続される予定で、将来構想として映画館などが入る「エアポートミュージアム」建設やホテルの建設も検討している。国際線新ターミナル完成後は柔軟性の高いダイヤ設定はもちろん、増便や機材大型化が可能となり、北海道を訪れる海外観光客の増加が期待されている。また、それだけでなく、東京国際空港〜成田国際空港・大阪国際空港〜関西国際空港の移動を強いられている地方空港利用者にとって、最寄の空港から新千歳乗り継ぎで海外へ向かうルートが便利になる可能性もある。

サミット開催に関わる整備


国土交通省は、2007年10月、翌年7月に開催される予定の第34回主要国首脳会議|北海道洞爺湖サミットに備え、新千歳空港にやってくる先進各国の要人用の貴賓室や専用駐機場を新設するなどの工事を行うことを発表した。 報道発表によると、政府専用機|VIP機専用の乗降スポット、貴賓室、駐機場の増設(6機分)、構内駐車場(500台分)、各国代表団が構内から直接車で移動できるよう、構内道路の補修など。各国政府の事務所や報道関係者の待機施設なども設ける予定。 事業費は総額10億円程度になる見込み。国土交通省では、サミット終了後に、構内駐車場を恒久施設として残し、6機分の駐機場も夜間駐機場として利用するとしているが、VIP機専用の乗降スポットや貴賓室、各国政府の事務所や報道関係者の待機施設については、残すか撤去するかを検討するとしている。[http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/54697.html]

貨物便


新千歳空港は、アジアと北アメリカとを結ぶ国際航空路上にあり、千歳空港時代から貨物機の給油地として使われていた。航空機の高性能化により、旅客機は地球の反対側まで無寄港の直行便化が進んできているが、重量物を満載した貨物機が東南アジアや中華民国、中華人民共和国からアメリカ合衆国に向かう際は今でも途中で着陸して給油を行う必要があり、極東側では主に新千歳やホムトヴォ空港|ユジノサハリンスクが、アラスカ側ではテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港|アンカレジやフェアバンクス国際空港|フェアバンクスが用いられる。特に、アメリカ国内消費の1/3が集中すると言われるクリスマス商戦の頃は、「世界の工場」となったアジア各国からアメリカへと向かう貨物機で混雑する。新千歳空港では、大型貨物機の十分な運用のため、滑走路の3,500 m×2本化を計画し、「国際エアカーゴターミナル構想」を目論んでいるが、空港周辺地区住民の、騒音問題による反対により、計画が凍結されている状態である。

深夜便の運航


深夜時間の運用は周辺住民との調整により1日6便に限られており、2007年4月現在発着枠は国内旅客便(2便)、国内貨物便(4便)によって全て使用されている。最近特に国内深夜貨物便の需要が高まってきていること、元々は上記の国際エアカーゴ構想の一環として貨物便主体と想定された発着枠であることから、貨物便専用枠の新設などの手段で深夜発着枠の拡大を行う計画もある。

Quotation:Wikipedia - Article - History  License:GFDL


1969年 - 千歳空港が出入国港に指定される。  1981年 - 植物・動物検疫飛行場、税関空港、国際空港開港に指定され、国際定期航空便(千歳・ホノルル間)が就航する。  1992年 - 新千歳空港ターミナルビルが完成し、供用を開始する。  1994年 - 国内初の24時間運用空港になる。  1999年 - 新千歳空港〜羽田空港線年間旅客数が800万人を...


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