但馬飛行場の知識
但馬飛行場 / 概要 / 航空保安無線施設 / 他の交通機関との競合 / 路線 / 空港までのアクセス / 脚注 / 関連項目 / 外部リンク
概要
新幹線や高速道路などがない高速交通空白地帯であった兵庫県北部(但馬地域)の交通インフラの整備を目的として兵庫県を事業者として1987年6月に基本建設計画が発表され、1994年5月に開港した。出典:コウノトリ但馬空港建設秘話。建設費は当初計画では105億円であったが実際には約116億円。附帯施設・事業も含めると180億円。建設が始まった当初の1988年10月に運航会社は朝日航空に内定していたが、朝日航空が子会社の西瀬戸エアリンクの経営難から1991年3月でコミューター事業から撤退、計画が白紙に戻ってしまった。兵庫県は日本航空、全日空、日本エアシステムなどに運行を打診するも色よい返事が得られなかった。開港が目前に迫った1993年9月にようやく日本エアコミューター(JAC) が、大阪国際空港線の運行を決定したが、JACには鹿児島県奄美諸島の市町村が40%を出資しており、兵庫県の不採算路線に就航をすることには抵抗があり、兵庫県側からの積極的な財政支援が求められた。就航の決め手となったのは使用機材のサーブ 340Bは兵庫県が14億円で購入し無償貸与するという異例の条件であった。出典:1993年12月4日付 日経産業新聞。尚JACは但馬空港線以外で当該機体を使用する場合にはリース料を兵庫県に支払うというものであった。1987年の基本建設計画では旅客数は開港予定の1993年度に47000人、2000年度に53000人としていた。出典:1987年6月3日付近畿版朝刊 日本経済新聞しかし実際には当初の就航が1日1往復であったこともあり低迷。1日2往復となった後も2003年度で24665人と計画値を下回る状況が続いていた。また、兵庫県は維持に年間1億4400万円(2007年度予算)の赤字補填を行っている。出典:日本共産党兵庫県会議員団 第290回本会議代表質問。搭乗率約60%と低迷する利用を何とか引き上げようと、飛行場近辺の自治体、豊岡市・養父市・朝来市・香美町・新温泉町が空路を利用した住民に助成金を出す制度を設けている。2006年現在は年間7000万円前後が支出されているとされる。出典:2006年6月3日付兵庫版朝刊 日本経済新聞また、豊岡市と京丹後市が共同でコウノトリ但馬空港の利用を促進し、過疎や高齢化といった環境要因を克服し、交流人口の促進(特に関西圏以外からの交流に弱い面があり、地方と都市の格差拡大、都市の地方に対する収奪的かつ一方的な切捨て、東京一極集中が進む中で東京とのアクセスを強化する事が地域としての死活問題となっているため)に結びつけようといった取り組みもおこなっている。出典:丹後・但馬の新たな未来への躍進に向けて出典:知って得する公共交通を利用した京丹後市へのアクセスこのような努力もあって2006年度は過去最高の27,000人を突破、2007年上期の搭乗率は原油高の影響などで落ち込んだが、9月に初めて設定された但馬空港から行く東京ツアーによって搭乗率も急回復(前年度比115%)しており、10月、11月も同様の傾向が続いている事から今後の動向が期待される。出典:http://press.jal.co.jp/ja/release/200711/000775.html 日本航空 9月末搭乗実績]2007年11月27日には定期航空便の搭乗者数が、開港より13年6ヶ月で30万人を達成した。今後の東京直行便実現の足がかりとして、招致活動等に拍車がかかるものと期待されている。ただ、最近の利用者の半数は助成金を利用しない但馬外の利用(観光・ビジネス)であり、地元住民の利用は地域の人口減が著しい事もあり伸び悩んでいる。出典:神戸新聞 但馬―東京直行便へ機運空港を運営する兵庫県は、大阪国際空港線のみでは空港のメリットが十分には活かせず、東京国際空港線の開設が必要との見地から、滑走路延長事業を計画しており2006年から基礎調査が進められている。この計画では現在の1200メートルから1500メートルに延長し、ジェット機材による東京国際空港線が就航できるようにする。地元との協議が調えば2012年から2014年度頃の運用開始を目指すというものである。事業費は約100億円を予定している。出典:2006年6月10日付兵庫版朝刊 日本経済新聞、2006年6月19日兵庫県知事定例記者会見2004年の平成16年台風第23号|台風23号の災害復旧事業により出た土砂を延伸工事に使う計画が持ち上がり、市民からは早急の羽田就航が期待されている。また現在、東京羽田直通便実現を目指して、地元での機運が盛り上がって来ている。出典:日本海新聞 東京直行便早期実現へ出典:日本海新聞 首都圏への翼 東京直行便実現に向けて市民からは東京便実現ももちろんだが、伊丹空港で乗り継ぎを行う事で、東京、松山、出雲、山形、長崎、福岡等日本各地へ短時間でアクセスが出来、疲労も少ない移動が出来る事を行政はもっとPRしてはとの声が出ている。なお、但馬空港から東京便が実現した場合の利用が想定される周辺人口は、舞鶴市など北近畿全域からの利用者が見込まれるため、現在の伊丹便よりも遥かに多い30万人〜40万人とされ、これはお隣の鳥取空港の周辺人口にも相当し、決していい加減な話ではないと、2007年11月1日に開催された地域航空フォーラムにおいて有識者から意見が出た。なお、神戸空港の開港に伴い路線就航も検討されたが、運行経費の財政負担を求められた豊岡市、養父市などで構成する但馬広域行政事務組合が2006年6月に『東京国際空港線の開設に具体的に寄与しないのなら神戸空港線は不要』と兵庫県に申し入れ、計画は棚上げされている。出典:2006年6月3日付兵庫版朝刊 日本経済新聞山間を切り開いて開設されたため、早朝の霧や荒天による欠航や出発空港への引き返しが比較的多かったが、2001年10月より兵庫県が計器着陸装置(空港には導入されているが、定期路線があるとはいえ、一般飛行場に導入されるのは異例)を導入したため、運航率は向上している。航空管制については、定期便は大阪国際空港航空管制官による遠隔指示(伝達は大阪レディオ航空管制運航情報官による。なお、航空管制運航情報官の業務は航空管制官が発出する管制指示を伝達するだけであり、航空管制官と異なり航空管制運航情報官には管制権はない)により行われ、それ以外については、空港に設置された管制室により行われている((財)航空機安全運航支援センターに委託)。2006年12月現在、旅客定期便の運行は、日本エアコミューターの大阪国際空港線の1日2便のみであり、昼間は原則として全く離着陸がないので、貸切状態とすることもできる。モーターグライダーや、エアロック・エアロバティックチーム|エアロックチームがシーズンオフのトレーニング等を行っている。駐車場は無料。会議室・多目的ホールを一般に貸し出している他、ターミナル横には兵庫県のパスポートセンター(兵庫県旅券事務所但馬空港窓口)がある。なお、日本エアコミューター(日本航空インターナショナル|日本航空)のカウンター・運行支援業務を全但バスに委託している。
但馬-伊丹線は離島との路線を除けば国内線最短の空路であり、しばしば搭乗実績目的の、俗にマイル修行僧と呼ばれる人々が利用することでも知られる。伊丹から但馬まで搭乗し、すぐ折り返しの便で伊丹に戻る行為は俗に「但馬修行」と呼ばれることがある。* ターミナル右側にはYS-11(11A-500R型/YS-11の103号機)およびエアロコマンダー式680FL型の退役機が...
